飛鳥里山クラブ設立20周年誠におめでとうございます。飛鳥里山クラブの魅力的な活動がここ 国営飛鳥歴史公園事務所長 大石智弘 まで続いてきたのも、飛鳥のことに興味を持ち、良く学び、そして自らの楽しみのひとつとして取り組んでこられたクラブ員の皆様と、また一緒になってサポートしてきた管理センターの関係者他の努力の賜だと考えておりますので、まずは感謝申し上げます。 飛鳥里山クラブは、ボランティアで行う「飛鳥の森づくり」から始まった取り組みが発展し、園内全体、そして飛鳥地方へと広がりを見せ、公園や飛鳥の魅力を伝える人と人とのつながりの大切さが感じられる取組です。当初、活動を立ち上げた時に現在の姿を想定していたかどうかまではわかりませんが、今となっては公園にとって飛鳥里山クラブが必要不可欠な存在になっていることは紛れもない事実です。 これまでの20年の間には、設立した時の困難もあれば、継続、発展という部分での多大な苦労もあったかと思いますが、その長くもあり、短くもある年月の間、「継続は力なり」という言葉の通り、諸先輩方の積み重ねが少しずつ実を結び今の形ができあがっています。 一方で、日本のはじまりの地であり、また日本人の心のふるさとである飛鳥においては、20年というのは一つの節目でしかなく、まだこれからもずっと続けられるであろう活動の序章の部分をうまく次代につないでいく必要があります。 最後になりましたが、記念という意味では同じく今年で開園40周年を迎える国営飛鳥歴史公園の整備、管理を担う公園事務所としては、訪れる多くの方々に喜ばれる公園であり、そして飛鳥であることを願う中で、飛鳥里山クラブの皆様が今後ともますます元気に活動されることを期待しています。 祝 飛鳥里山クラブ20周年
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