飛鳥里山クラブ20周年記念誌
4/98

飛鳥里山クラブ20周年おめでとうございます。 受講生含め270余名のクラブ員の皆様、公園事務所の皆様、飛鳥管理センターの皆様と共に記念すべき年を迎え、お祝いする事が出来ました事、誠に目出度くお慶び申しあげます。 さて、平成7年(1995年)4月、49名の受講生でスタートしました飛鳥里山クラブも、20年という歳月を経て現在の規模に大きく成長してきているわけですが、その間、幾多の諸先輩の皆様方の汗と努力の積み重ねが、経験として、技術として、知識として、歴史として、脈々とクラブ員に継承され、今日の私達のいろんな分野で活かされてきました。更に時折々に新しい創造も加わり、今日の飛鳥里山クラブが出来上ってきたという事を思う時、クラブ員として更なる誇りと責任を感じます。 また現在1期生の方が7名在籍され、元気に活動に参加されているという事実は、飛鳥里山クラブの健全性に他なりません。息長く続けられるという素晴らしい環境があり、素晴らしい仲間がいるからこそ、今日の20年に繋がっているのだと思います。 沢山のお客様が甘樫の丘にお越しになり、森と飛鳥に咲く花に溢れた美しい里山の景観のもと、クラブ員の笑顔と丁寧な説明に耳を傾けられるという光景がふと目に浮かぶ。 この先30周年に向けての夢を語る時、一抹の不安も覚えます。定年が65才以上といわれる今後、クラブ入会者の高年齢化が心配です。60、70代が中心ともなれば、それだけクラブ員の活動年数の減少に繋がります。その対策には、各分野におけるクラブ伝承事項のマニュアル化が不可欠であります。人に頼る伝承を書類に置き換えるという事で、後世に繋いでいければと思うのです。この20周年記念誌がその一助になれば幸であります。 最後に、20周年記念誌を発行するに当たり、各部会において1年間編集努力をいただきました皆様、事務局の皆様にここに厚く御礼申し上げます。 飛鳥里山クラブ20周年によせて 飛鳥里山クラブ副会長 渡邊 光康(16期)

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る